大長編ドラえもんの感想をたらたら綴る その15(のび太と夢幻三剣士)

難易度A：鉄人兵団を探せ

毎日皿洗いしてるからドラえもん鑑賞も捗るよ。
観たことある人向け感想文だからネタバレしてるよ。











ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994)

前作の感想でマンネリ感が出てきたなんて生意気なことを言いましたが、今作でもやっぱりそれはあって。自分の好きな夢を観る機械でのび太が夢の世界を大冒険な映画な訳ですが、ひみつ道具の中のキャラクターが現実世界を乗っ取っちゃおう的なプロットはパラレル西遊記の中世版って感じです。ただパラレル西遊記は漫画原作なしで藤子色が薄いように感じた反面、こちらは藤子色が濃いと感じるところは多少はありますけど。

強い(確信

味方サイドのゲストキャラクターは今回いないのですが、妖霊大帝オドロームの(ビジュアル含めた)ラスボス感や、夢の中とはいえ＆生き返ることができるとはいえ、小学生ののび太&しずかちゃんがぶっ◯されちゃうのは結構インパクト強いでしょうか。久しぶりにしずかちゃんの入浴シーンもあります。あっ、良くも悪くも説教臭さみたいなのは一切なくなりました。

現実世界のことは忘れてるので"四次元ポケット"の名前すら出てこないのですが、その後バンバン名前言いながらひみつ道具を出すことに疑問を持ってはいけません。良い大人になれません。

今作で個人的に一番印象深いのはラストですかね。夢の中で世界を救い、お姫様a.k.aしずか姫との結婚まであと一歩というとこで目が覚めてしまったのび太。その後、現実世界で会ったしずかちゃんに"昨日しずかちゃんの夢を見た"な一言。言えますか？君は想い人にこんなことが言えますか？のび太でさえこんなイケメンなことが言えるのにお前らときたr(ry

今作のテーマソングは挿入歌として"夢の人"、エンディングテーマに"世界はグー・チョキ・パー"と、どちらも鉄矢が歌っております。後者は今作のテイストからすると結構歌詞も曲調もポップですね。